最近、日本酒の味をみてたまに思う事があります。それは、近年お酒を造るときあまりにも数値を重要視しすぎているのではないか。
どういうことかというと杜氏さんを筆頭に造り手の経験や五感よりも数値を優先しているのではないかと言う事です。
言葉では上手くかけないのですが、例えば、もろみを搾る時に造り手のべろメーターや経験上の五感よりも数字の経過を優先して搾るというようなことです。これはあくまで私の想像です。
手造りのお酒なのに手造りらしくない。妙に小さくこじんまりとまとまっているように感じられて仕方ありません。もっと違うところに原因があるのかもしれません。
このことは他の業種でも伝承が上手く出来ないということが言われているみたいですが、日本酒もなんとなくそんな事が当てはまるのではないかと考えてしまいます。