二日酔いと精米歩合

「先日買っていったお酒は翌日頭が痛くならなかったんだけどどうして」という質問を受けました。

日本酒を飲むと頭が痛くなったり、翌日すっきりしなく重い感じが残るという話をよく聞きます。皆さんも御経験がありますか?ほんとにそうなのでしょうか。このことは一面当ってもいるし、間違っているといえるかもしれません。

このことは、日本酒で使われているお米の精米歩合(お米をどれくらい磨くか)に大きくかかわってきます。醸造アルコールの為だと思われている方も多くいらっしゃると思いますが、もし醸造アルコールのせいだとすると焼酎を飲んでも同じような現象になると思います。

それでは、「精米歩合」って何でしょうか。いろいろな本やネットでも書いてあるので詳しくは書きませんが、「精米歩合」は玄米からお米を削って残ったお米の割合の事です。気をつけたいのは「精白歩合」です。「精白歩合」は削った割合の事になります。

さらにややこしいのは、お酒によっては「精白○○%」と書いてあるのがあります。これは「精米歩合○○%」と同じになるんです。

では実際に数字で書いてみます。
精米歩合60%=精白歩合40%=精白60%という事になります。これらのお米の状態はすべて同じで、玄米から起算して60%のお米が残っている、すなわち周りを40%削っている状態を表しています。

と精米歩合に関して長くなってしまいました。と本題です。前回二日酔いの頭痛に精米歩合が大きく関係していると書きましたが。お米の周りは、たんぱく質、脂肪、ビタミンなどのお酒を造るのには有害な成分が多く含まれています。勘違いしないで頂きたいのは、これらの成分はご飯として食べた時には、旨みとして感じる重要な成分なんです。

で、このお酒造りにとっての有害な成分が、二日酔いの頭痛に大きく影響します。「日本酒を飲むと頭が痛くなる」というのが、当ってもいるし、間違ってもいると書いたのは、日本酒を選べばそのような事はないということなのです。

よいお酒を造るためには、これらを極力取った状態で造りたいのですが、それにはある程度のコストがかかってしまいます。あまりよろしくないいわゆる安いお酒はあまり磨いていません。そんなお酒を飲むとしっかりと頭が痛くなります。

醸造アルコールのせいだと思っている方の多くは、このあまり程度のよろしくないお酒を飲まれて頭が痛くなっていると考えられます。そんなお酒は当然醸造アルコールも増量の為だけに大量に使われているでしょうから。

お客様からの感想や経験上から、精米歩合が65%以上になってくると翌日もすっきりとしてくると思います。もちろんアルコールですから飲みすぎればダメですけどね。文章がバラバラになってしまいましたが御勘弁を。

さらにちょっと汚いお話ですが、お酒を飲んだ翌日の排泄物の臭いもだいぶ違うんですよ。あまりよろしくないお酒を飲んだ次の日は、排泄物(どちらも)の臭いが臭いんです。蒸留酒も翌日結構臭いんです。と余談でした。
posted by sakeito | 識(しる)