2005はほんとにすごいの-ワイン試飲会(2008/04/18)

昨日はは東京へワインの試飲会へ行って来ました。百数十種類のワインを利く事が出来ました。昨日は比較的リーズナブルなワインが多く揃った試飲会でしたから店頭売りをするワインが多くありました。

ヴィンテージも2004〜2006が中心でしたから2005年のこともはっきりとわかりました。2005はビックヴィンテージだとだいぶ騒がれていますがほんとにそうなのでしょうか。

この話は、あくまでヨーロッパの地方のワインのヴィンテージの話だということを前提にして下さい。チリやオーストラリア、カリフォルニアなどのワインには、必ずしも当てはまりませんのであしからず。

すべてのワインに当てはまることではないということを含みの上で読んでいただきたいのですが、2005は2003に似ている所があります。私は前からワインや日本酒の非常に重要な要素は酸だと書いて来ました。ワインの寿命を決定付けるほどの要素を持っていると思います。

この重要な酸が2005はやっぱりだらしないんです。酸を感じるか感じないかではなくその感じられる酸の性格?というか性質と捉えていただいても良いかと思います。でも2003よりはぜんぜん良いですがね。2005はちょっとイタリアがおかしかったように感じます。

間に挟まれた2004をもっと注目しても良いのではないでしょうか。もちろん良い所悪い所は当然ありますが、上品さ、バランスのよさなどはとっても良い感じにあると思います。

でも、どのヴィンテージだろうがしっかりと生産者を選べばほんとに美味しいワインを味わうことが出来ます。ここで言う生産者を選ぶということは有名な生産者を選べと言う事ではありません。そうすればよりリーズナブルで価値観の高いワインに出逢えると思います。

2003でも2005でも非常にしっかりとしたワインを造っている生産者はいます。昨日試飲したドイツの生産者の2003にはちょっとビックリしました。2003ヴィンテージで将来性を感じることが出来る数少ないうちの1本でした。ちなみに近年のドイツワインのヴィンテージの中で私が最高だと思っているのは、2001です。

posted by sakeito | 洋(せいよう)