日本酒は(飲み手にとっては)これからが楽しみなシーズンを迎えます。いろいろな酒蔵から新酒が続々生まれてくるからです。もうすでに昨年末までに入荷している新酒もありますが、本番はこれから。
本番といっても造り手は常に真剣勝負。今までに入荷しているお酒も当然そのようなお酒です。ではなぜこれからぞくぞくと新酒が生まれてくるのか?もう皆さんご存知のように一部の酒蔵を除いてはほとんどの酒蔵は、毎年11月から翌年の3,4月位までが酒造りの製造期間です。
この期間の中ですべてのお酒の製造をするのですが、吟醸と言われるお酒はできるだけ温度の低い時期に仕込みをしたいのです。それゆえ2月から3月上旬位に大吟醸クラスのお酒の造りや搾りが多くなるのです。
もちろん良心のある酒蔵は大吟醸だけ特別扱いはしませんから(当然ながら他の種類よりは手をかけます)この時期は蔵人が一番神経を研ぎ澄ましている時期でもあります。
これから生まれてくるお酒にわくわくドキドキ。どのような表情を見せてくれるのか?人間の個性と同じようにお酒もそれぞれ個性があり、性格を持って生まれてきます。生まれてきた日本酒をどのように育てていくか。これから私もお酒の味を見る機会が格段に増える時期を迎えます。
どのように皆様にご案内、楽しんでいただけるか。これからどうぞお楽しみに!!
これからが楽しみ・・・(2009/01/04)
posted by sakeito
| 季(きせつ・しゅん)