出羽桜 出羽燦々生原酒(2009/03/24)

出羽桜のしぼりたて生原酒「出羽燦々」のご紹介です。
dewazakurasansannama.jpg

この品は、山形県が開発した酒造好適米「出羽燦々」を精米歩合50%にして低温にて仕込んだお酒を搾りの後、濾過、加水、火入れを全くせずに瓶詰め出荷したお酒です。

麹も山形県が開発した「オリーゼ山形」、酵母も「山形酵母」とすべて山形県が開発した品で造っています。DEWA33のロゴマークは、山形県内の規格が決まっている県内共通のマークです。

ふくらみのある若々しくそしてきれいさもあわせ持った吟醸香があります。ふわっとしたふくらみのある旨みと品の良さを持った味わいが広がります。

現時点では、後口はしっかりと造られた新酒によく出る渋み、苦味を若干伴って引けてゆきますが、熟成と共に旨みへと変化して更にバランスが良くなると思います。

程よい強すぎないフルーティな香りと味わいをお求めの方にはぴったりのお酒だと思います。新酒の荒さも上手く丸め込んだ味わいになっていますから今でも美味しく味わっていただけると思います。【2009年3月18日試飲】

ここ3年位前から出羽桜さんは、非常に良い造りをしていると思います。少し前はちょっと酒質に迷いがあったのではないかと思っていましたが、今は大丈夫です。しっかりとした造りから生み出される高品質なお酒は、安定感もあります。