新しい物が良いわけではない

全て新しい物が良いわけではないのですね。じっくりゆっくり待った方が数段良くなる場合が良くあります。もちろん逆もあるんですけど、日本酒しかり、ワインしかりです。ただそれらの持ち味を100%発揮させる事が出来る時期を見極めてゆくのが難しいですね。

日本人は、せっかちと言われますが、外国でも飲まれるワインを見るとそれがあながち間違いではないのではと思う事があります。

日本では全体的にワインを早飲みしすぎているように感じます。あと2年置けば素晴らしくなるのに、というワインでも早々と飲まれてしまっています。

諸外国ではそんなに騒がれないボージョレ・ヌーヴォを見てもそのような気持ちを強くしてしまいます。後1ヶ月足らずでボージョレ・ヌーヴォの解禁日。

また、巷にはボジョレ・ヌーヴォが溢れかえるんだろうな。今年も輸入量は半端でなく多いそうですから。もうそろそろ卒業でもよいのかも。

それよりもそろそろ日本酒の造りが本格化してきます。今年はどうなのでしょうか。17B.Yは非常に大変そうでしたので、造りやすいお米であればなと考えてしまいます。

人間が造るものだからこそ数値では割り切れない何かが存在します。それは、感性であったり、感覚であったり、経験であったり。それらを駆使して醸されるお酒であって欲しいと思います。
posted by sakeito | 洋(せいよう)