最近ご来店の方から良くこんな事をお聞きします。「この銘柄は、以前に飲んだから違う銘柄がいいな」と。この言葉の中には、いろいろな意味合いが隠れていると思います。
1.以前飲んだとき全く合わなかった。
2.以前飲んだときなんとなく合わなかった。あるいは美味しくないと感じた。
3.美味しかったけどフィーリングが合わなかった。
4.美味しかったけどより自分に美味しく感じられるものを
などなどいろいろ考えられます。
確かに一度飲んでみてあまり美味しくないと感じられたお酒にもう一度手を伸ばすのには勇気も要りますが、これまでこのブログでも何回か書いているように日本酒は、瓶の中でも日々変化するお酒だという事を御理解いただければうれしいです。
時にはお酒が成長の過程でスランプに陥っていることもあります。このスランプの時期に飲まれると飲み手にとってもお酒にとっても不幸ですね。
上に書いた2番目以降の理由の場合などは、再度チャレンジして頂くと180度違う感想になる場合があります。実際にそういう方も大勢いらっしゃいます。また、同じ銘柄の同じ種類の一年を追いかけたりする選び方もなかなか面白いですよ。子供の成長をみているようなものでしょうか。
このことはワインにも言える事なんです。
再チャレンジのススメ
posted by sakeito
| 嗜(たしなむ)