日本酒のラベルに書いてある製造年月日は瓶詰めの時の日付です。
ほとんどの酒蔵は寒造りといって、毎年11月〜4月までにお酒を醸造します。その時のお酒を低温管理できるタンクに保管して、少しづつ出荷します。
例えば、製造年月日が、××年09月と書いてあれば、前シーズンに造られたお酒を9月に瓶詰めしたことになります。日本酒とワインは熟成します。時がたつにつれ旨みが出たり、まろやかになったりします。種類や蔵の特徴も多分にあり、どの位の期間とは一概には言えませんが、質によること大です。
また、瓶詰めしてからどの位お酒がもつか、いわゆる賞味期限ですが、これも一言では難しく、温度管理も含めた品質管理に大きく左右されます。
5℃以下の冷蔵庫など、冷暗所で開栓前であれば、生酒であっても、表示日により数年後でも、よりおいしく成長する場合もあります。(ただし同じ条件を満たしても、悪くなる場合もあります)
逆に日光のあたる常温のところで、特に生酒の場合、2〜3日でダメになってしまうこともあります。
これは、生酒だけでなく、火入れのお酒も同じことです。
このように、日本酒とワインは品質管理によって長期間おいてもさらにおいしくなったり、短期でダメになってしまう場合もあります。瓶詰されてからも繊細な生き物と同じように生きています。
日本酒の日付と賞味期限
posted by sakeito
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