冬に入り寒くなるとお店に酒粕を見かけると思いますが、お酒は一年中売っているのに、酒粕はどうして冬だけなの?と思っている方が多いと思います。
お酒は一年中造っているわけではなく、冬の寒い時期にのみ造ります。お酒は蔵で保管され少しづつ出荷されるので、一年中店先に並びますが、酒粕は造りの時のみできるので、12月中頃からのお目見えとなるのです。
酒粕は確かに"かす"ですが、おいしい酒ができる蔵の粕は、酒と同様"かす"もおいしいのです。
吟醸の粕といったらそのままつまんでもおいしいです。蔵ごとで粕の味も微妙に違いますので、食べくらべるのもおもしろいと思います。
当店では今年4蔵の粕を揃えております。
【酒粕を使ってひと工夫】
1.粕漬
酒、みりんで粕をのばし、塩漬けした野菜や魚(鮭、赤魚など)を12〜24時間冷蔵庫でつけ込む
2.粕汁
にんじん、大根、こんにゃくなどを入れ、味噌または塩を入れ、好みの分量の粕を入れる
3.あま酒
砂糖、みりんで味をととのえる
4.粕入り味噌汁
かくし味で味噌汁の中に粕を入れるとコクがでます
5.肌がすべすべに
粕をストッキングへ入れてお風呂へ
以上、ご家庭でお試しください。
たかが酒粕 されど酒粕
posted by sakeito
| 味(あじわう)