屠蘇酒(とそしゅ)は、正月の年頭にあたって、向こう一年間の邪気を払い延命を願って飲まれる薬酒のことです。
キキョウ、サンショウ、ニッケイ、ボウフウ、ビャクジュツの薬草を砕いて調合し、袋に入れ、これらの五種類の薬草をみりんに浸して飲みます。
この屠蘇は、1100年前頃、中国より伝わり、宮中の儀式のあとに用いられたのが始まりで、その後、民衆にも浸透して風習かしました。
なぜ、屠蘇はみりんに浸して飲むかというと、これは平安時代の食文化からきているようです。
この時代貴族は、もち米を食べていました。庶民は、お祝い事があると、普段は食べられないもち米を食べて祝ったということです。
現在も、おもちを食べる時はお祝い事が多いと思います。
「みりん」はもち米を原料にすることから、お正月に飲むお屠蘇もみりんを使用します。
お屠蘇
posted by sakeito
| 季(きせつ・しゅん)