ワインの中で一番知名度が高いかもしれないボージョレ・ヌーヴォー。「ボージョレ地区の新酒」を意味します。
フランスブルゴーニュ地方の中のボージョレ地区で生産されるワインの新酒で、ガメイ葡萄品種100%で生産されます。
ところで、なぜ、現在のようにこれほど知名度が高くなったのでしょうか。私が考える理由を書きたいと思います。
1.ボージョレ地区のいわゆる村おこしに日本人が一番反応した
マスコミの報道の仕方もありますが、上にも書いたようにボージョレ地区は、ブルゴーニュ地方にあります。ブルゴーニュの赤ワインといえば葡萄品種は、「ピノ・ノアール」。この地方で素晴らしいワインが生み出される非常に優れた品種です。しかしボージョレ地区で使用が認められているのは、「ガメイ」種。この品種はちょっと独特の土っぽさがあるので、世界に向けて販売しようとすると、どうしても上品さの出るピノ・ノアールにかなわない事からガメイを使用した造り方の特製を活かして新酒として大々的に売り出していった。その立役者がジョルジュデュブッフさんということになるでしょうか。
2.日本には元々日本酒の新酒や新茶といったおいしいイメージがあったので、元来少し熟成させてから飲まれる事が多いワインでも違和感なく入り込めたのではないか
一種のお祭り的な要素も多いにあるのでお祭り好きの日本人にはぴったりなのかもしれません。
ボージョレ・ヌーヴォーはなぜ有名?
posted by sakeito
| 洋(せいよう)