樽酒 舌の見せ所

明日からの樽酒の販売に向けて、今日樽にお酒を入れました。

入れるお酒は「真澄 しぼりたて生原酒」。
今年は、よりきめ細かくチェックするため昨年の2斗樽より1斗樽へ変更。本日午後2:30に樽に入れて現在約5時間。毎年お酒の質も樽の質も違うので樽入れの初日は、約1時間毎にお酒の味をチェックしていきます。
せっかくフレッシュな新酒を入れるのでそのフレッシュさを失わずに、そして樽入れで空気に触れることによるまろやかさと木の風味をどのバランスで引き上げて瓶詰めするか。ここが腕?じゃなくて舌の見せ所?

2回目以降は、1回目に樽から瓶詰めした時間の約2時間前から味を見出して瓶詰め時間を決定。大体2回目以降のほうが1回目よりも少し長い時間入れるようになるんですが、周りの温度にも影響されるので要注意なんです。一昨年辺りからこの入れるお酒がとても繊細になってきていて、このバランスを取るのが非常に難しくなってきています。
皆さんは、店頭で樽からそのまま瓶に入れてもらったお酒を持って帰った方が雰囲気も出て美味しく感じると思いますが、実は、樽から瓶に移し変えて約2日以上静かに置いておいたほうが、はるかに味わいが整っていて美味しいんです。旅行などに行ってお土産にお酒を買ってきた時など実際にやってみてください。お酒によって差はありますが、驚くほど違いの出るお酒もあると思いますよ。
posted by sakeito | 味(あじわう)