ワインのアルコール度数

「ワインは、アルコール度数が14%位あるんでしょう」という御質問をよく受ける事があります。これは日本の酒税法上の標記義務が「14度未満」とか「12度未満」とかになっていてほとんどのワインが「14度未満」という表示がなされている事に起因するのではないかと思います。

外国産のワインの場合ほとんど表ラベルか裏張りに0.5%刻みでアルコール度数が標記してあります。これらを見ると生産地や生産者によっていろいろなアルコール度数であることがわかります。ちなみにドイツワインなどは、10%未満のワインが多いです。

このアルコール度数は、味わいの印象に結構大きく関与すると思います。特にワインは、水で加水して飲むなどという事はまずないでしょうから味わいの面から見ると結構重要なファクターにもなると思います。

味わいは、いろいろな要素が絡み合って成り立っているので単純には行かないでしょうが、例えば、アルコール度数12%のワインと14%のワインを飲み比べた場合、当然ながら14%alcのワインの方が重く舌にのってくる感じがします。たかが2%と言うなかれ、結構違うもんですよ。
だから、今日は、軽いワインが飲みたいという時、店頭などで選ぶ場合は、この辺も考慮に入れておけばより失敗しないと思います。問題は、国産ワインは、この辺の標記がほとんどないので判りにくいことです。
posted by sakeito | 洋(せいよう)